花田一三六 戦塵外史 六 双帝興亡記

おススメ度 7

ソフトバンククリエイティブ GA文庫 2011年08月

あらすじ

前女皇帝アイーシアより帝位を禅譲されたヴァルキール。
しかし実際は自身の妹、アイーシアを北の果てに追いやっての事であった。

志高く、威厳と風格を備えつつあるヴァルキール。精力的に政務に取り組むが、ある時自分が臣下の手のひらにいる事に気づき、急速に情熱を失っていく。
やがて兵を挙げたアイーシアに追い詰められるヴァルキール。
傍には道化師とリーシェという少女がいたが、ヴァルキールについて書かれた書物の最後の一言は孤独、であった。

感想

今回の話は前半はヴァルキール、後半はアイーシアの物語です。
ヴァルキールのあらすじは上の通りですが、アイーシアの話は出来事を淡々と書いてあるヴァルキール編に比べれば、少し日常よりかなと思います。

不遇の状況から帝位を奪い返す、というある意味王道のストーリーとなっていますが、何度も書きますがやはり面白い。
ヴァルキールにしても、周りの人材と帝位に就く経緯さえ恵まれていればその情熱を持って良き皇帝になっただろうという人物であるだけに、最後の一文が心に響きます。

この巻が最終巻と言うのが凄く悔しいです。
この世界の話をまだ読みたい、続きをもっと読みたいと思わせてくれる作品でした。

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