賀東招二 終わるデイ・バイ・デイ(下) フルメタル・パニック!

私のおすすめ度 8

富士見書房 富士見ファンタジア文庫 2001年04月

あらすじ

新しい上司クルーゾー中尉にASで打ち負かされる宗介。宗介はどうしてもアーバレストへの嫌悪を捨てきれなかった。
マオと共に新たな任務に就くが、宗介は任務を放棄し香港の街へと消えていく。

かなめは何者かに付けられていると確信し、一人で行動を開始する。上手く相手を見つけるが、監視していたのは「ミスリル」の情報部の人間で、彼女を“狙って”いたのは別の人物だった。
命を狙われたかなめを助けたのはテッサの兄、レナード・テスタロッサ。

一方宗介は彷徨う香港の街で残されているあるメッセージを見つける。それは宗介にしか分からない暗号だった。
その暗号をたどっていくと、死んだはずのガウルンへとたどり着いた。

感想

フルメタル・パニック!の5巻目です。
宗介がいない中、必死で行動するかなめ。
任務を捨て街を彷徨い、再びガウルンに出会う宗介。そしてその先での再会。

ラムダ・ドライバを起動させた宗介、本当にかっこよかったです。
そして最後の宗介の啖呵、上官命令は絶対だったあの宗介がと。
もうここは読んでください。あの宗介が自分の望むのままに行動します。
最初の頃からは想像できないその姿が、本当に良かったです。

二人の気持ちがだいぶ整理されてきています。
今回の事件が二人にとって辛いものだっただけに、感動もひとしおです。
ですが、レナードの出現といい、新しい伏線なども出てきておりこの先の不安と共に次が気になります。

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