賀東招二 せまるニック・オブ・タイム フルメタル・パニック!

私のおすすめ度 8

富士見書房 富士見ファンタジア文庫 2008年02月

あらすじ

再びミスリルに戻る宗介。
テッサは宗介とクルツと共に、ウィスパードの秘密が眠るソ連の廃墟へと向かった。
同じく廃墟に来ていたかなめと捉えられていたレモン、戦闘の中テッサは二人と再会する。
ウィスパードの真実に触れるかなめとテッサ、しかしやっと再会した宗介の前に現れたかなめは「ささやく者」に精神を乗っ取られていた。

廃墟から脱出する宗介を援護するクルツ。しかし敵はクルツの狙撃の師匠だった。瀕死を負いながらもクルツはカスパーを狙う。

感想

フルメタル・パニック!の12巻目です。
前半は昔のミスリルでの生活が戻って来た感じでした。
久々に本編で笑えたりしたのですが、後半は真逆の重い展開でした。
とうとうきてしまったか、という展開です。

今回はクルツが活躍です。なぜ大金がいるのかなど、過去も明かされます。
ウィスパードの真実にも近づいてきて、いよいよ大詰めでしょうか?

前半で宗介とクルツがテッサの前であせり、フォローしようと必死な宗介が面白かったです。

今回はいつもと違い少し分厚めで、読み応えがありました。
レモンとレイスのコンビもなかなかです。

賀東招二 小説一覧へ

作者一覧へ

タイトルとURLをコピーしました