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私のおすすめ度 7
講談社 講談社文庫 講談社 講談社文庫 2000年09月
あらすじ
「空っ風」
災厄を祓うという修験者の話。
「御船騒動」
当て逃げされた舟が、当て逃げされたと訴えられる。
「小名木川」
侍が親しくしていた老人が、実は盗賊だったという話。
「おんな舟」
引越しをしたため、出仕には舟を使うと決めた半睡。そこで、小料理屋の女将と出会う。
「駈落ち」
半睡の舟に赤子が捨てられていた。
「おんな宿」
家出をした少女達が共同生活をしている話。
「叩きのめせ」
半睡が、旧友の後妻と再会する。
感想
十時半睡事件帖の6巻目です。
好きな話ではありませんが、「おんな宿」は思わず今の若い子達を連想してしまいました。
家出少女達が共同で生活をし、幾人かは男性に助っ人として月に二、三度会って相談に乗ってもらったりお金を用立ててもらっています。
今なら男性=パパ、助っ人=援交といったところでしょうか。少女達はいたって悪びれる事もない、その姿に思わず現代を投影していまいました。