桑原水菜 真皓き残響 仕返換生 炎の蜃気楼邂逅編

私のおすすめ度 8
集英社 コバルト文庫 2011年05月

あらすじ

「亡霊双六」
色部は夜の辻で面妖な女に声をかけられた。
その女に誘われ奇妙な双六へを始めてしまった色部だが、出た目の内容を実体験するその双六にだんだんとのめり込んでしまう。

「赤衣観音」「仕返換生」「仕返換生・弐」
景虎と共にかつての居城近くへとやってきた直江は、妙な感覚と執拗な気配に悩まされていた。
直江の縮体の記憶が蘇りつつあるのではないかと疑う景虎の前に立ちふさがったのは、その直江の本来の持ち主、九郎左衛門だった。
更に直江に付きまとっていた九郎左衛門の知り合いの椒七郎は、死んだと思っていた九郎左衛門の中が別人だと気付き、別の体に宿った九郎左衛門と共に本来の体を取り返そうと画策する。

感想

亡霊双六の方は、色部の俗っぽさが出ていました。
本編で印象が薄いせいか、出番の多い邂逅編でも、どうしても色部は印象が薄いです。
う~ん、ちょっと意外な感じでした。

仕返換生は以前の景虎のように、今度は直江が本来の体の持ち主である九郎左衛門の記憶に悩まされます。
もちろん怨霊退治のストーリーはあるのですが、本編を思い起こす景虎と直江のやりとりの方についつい気を取られてしまいます。
こんな状態のまま400年も過ごしたら、直江もプツンと切れそうだなと。
そんな直江の上に立ち続けたのだから、景虎は更にその一枚上手をいくのでしょう。

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