吉原 理恵子 陽だまりに吹く風

おススメ度 5

フロンティアワークス ダリア文庫 2008年07月

あらすじ

背が低くイマイチ声がかけにくいな、というタイプの千堂一真。
彼が悪目立ちするのは長身・派手な美形の神奈木辰巳が激しいスキンシップで懐いてくるからだった。

一真の家は両親が離婚しており、一真は母、弟の彬は父に引き取られていた。時折弟からかかってくる電話の彬のすがりつくような声に一真は弟を突き放せない。

そして一真の友人、空手道場の息子津寺聡史、体育会系体質な高槻隼人、と一真の周りには少し目立つ人物ばかりが集まってくる。

感想

う~ん、内容が説明しづらいです。なぜかと言うと、全然「時」が進んでないからです。
広海君のシリーズが好きだったので買ってみたのですが、あちらの方が面白いです。
こういう文庫の日本の小説を買った事がなかったので、一つ買ってみようかと思ったのですが、感想はそこそこ、です。話は発展途中という感じです。
まだまだ人物紹介な段階です。

基本的にこの手がメインというのは、私には合わないのかもしれません。六道さんのあけっぴろげなのは逆に面白いと思うのですが。
などと書くと、女性勢から反発を招きそうなので言いますが、別にこういう本を全く読まないわけではありません。ただ、借りて読んでいたので、自分では買わないだけです。

ただ主人公の三白眼の顔は好きです。一真と周りの人間の関係性は誰とくっついてもいいかな、と思えるのはやはり吉原さんの書く人物が面白いからでしょうか。

吉原 理恵子 小説一覧へ

作者一覧へ

タイトルとURLをコピーしました