瀬川貴次 闇はあやなし 地獄の花嫁がやってきた

おススメ度 5

集英社 コバルト文庫 2009年01月

あらすじ

血筋だけは良い貧乏貴族の暁信は、乳兄弟の実唯と共に花嫁探しに奔走する。
しかし顔は良いが世渡り下手な暁信は玉砕続きな上、不名誉なあだ名までつけられてしまう。

しかし今度こそと思い繁子という姫の元へ通うが、そこで怪異に襲われた上、怪閻魔大王の娘と言う夜魅姫に襲われる。
暁信は時々本の少しの間だけ常人以上の力を発揮できたため、何とかその場を切り抜ける。

だがその結果夜魅姫に求婚され追い回される羽目になってしまうのだが、暁信は繁子の女房多佳子が気になり始めていた。

感想

挿絵のせいか今までの作品と違いぐっとライトノベルという感じがしました。
マスコット的な夜魅姫など、普通に面白い瀬川さんの作品には必要ないのでは?と思ってしまいました。
私はこういうマスコット的なキャラがあまり好きでなく、なのでいつもよりおススメ度は低めにしています。
もう一つの原因はちょっと他と違い、ざっと展開が読めてしまう所でしょうか。
ただそれは他と違い文章の読みやすさにあるのかもしれません。
ストーリー的には今風ですし、瀬川さんの過去作品がちょっと硬くて読みにくいという方にはここから入ってもいいのではないでしょうか。

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