瀬川貴次 紫花玉響(後編) 暗夜鬼譚

私のおすすめ度 6

集英社 スーパーファンタジー文庫 1996年07月

あらすじ

藤香を探すため、帝の身代わりをさせられた夏樹が行方不明になった。
職務に熱心な夏樹が自ら行方をくらますはずがなく、相談を受けた賀茂の権博士は同じく姿を消した藤香のせいだと推測する。

連れ去られた夏樹は、百年以上も前の服装に身を包んだ藤香に捕らわれていた。

一条とあおえ、そして小刻みに震える夏樹の太刀を手に美雪と帝も夏樹を探しに行くが、藤香から逃れようとする夏樹を助けたのは以前夏樹が助けた馨だった。

感想

何と災難が次々と降りかかるんでしょうね。
普段はわがままを言う帝ですが、ちゃんと夏樹を心配しています。このあたりが帝が憎まれない所以でしょうか。

途中まで藤香は有名な方かと思われますが、名前もあまり知られていない人物です。まさに歴史の影、なのでしょう。

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