瀬川貴次 紫花玉響(前編) 暗夜鬼譚

私のおすすめ度 6

集英社 スーパーファンタジー文庫 1996年06月

あらすじ

「愛の狩人」を気取る帝の供をするため夜の都に繰り出す夏樹。
ある夜、帝は藤香と言う女性に出会う。一目惚れしたその姫に再び会いたいと願う帝のため夏樹達はその姫を探すが、どう捜してもその姫の屋敷へたどり着けなかった。

その途中夏樹はものすごい美少年の馨を助け、屋敷に招き入れる。

一方探し出せなかった藤香だが、彼女は承香殿の新しい女房として帝の前に姿を現した。

感想

帝に振り回される夏樹が哀れです。
そして偶然助けた美少年馨とのやり取りや美雪の勘違いも笑えます。
あおえの余計な行動も相変わらずです。

頭の中将が立派ですね、以前の夏樹の上司とは大違い。ですが、帝のお守りをする苦労は夏樹以上です。

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