茅田砂胡 祝もものき事務所(3)

私のおすすめ度 6
中央公論新社 C・novels fantasia 2012年11月

あらすじ

「犬槇蓮翔と『見合いクラッシャー』」
犬槇蓮翔は芳猿梓の姉美緒と見合い相手の木戸と偶然出くわし、さらにその後高梨浩紀という人物と出会い、美緒にこの結婚はやめた方がいいと伝えてくれと頼まれる。
元々付き合う気のなかった美緒は木戸との婚約はお断りするが、ある夜何者かに襲われた。

「芳猿梓の『お留守番』」
出張中の友達の下村の家で留守番をしていた芳猿梓。
ある時泥棒に入られたことに気づき、調べてみると下村が彼女から貰った兄の形見の腕時計がなくなっていた。
警察に届け出たが、疑われたのは芳猿梓だった。

「鬼光智也は『昭和の男』」
鬼光智也は妹の塔子がろくでもない男に引っかかっていると聞き、その相手北に会いに行くが、北は自分の方こそ塔子にしつこくつきまとわれているという。
喧嘩別れに終わり、塔子とも喧嘩した鬼光智也だが、百之喜太郎との会話の中である事に気づく。

「雉名俊介に『天敵現る』」
個人事務所を開いたばかりの雉名俊介の元に、百之喜太郎が家を追い出されると駆け込んできた。
何とか家を手放さずに済むよう駆け回るが、そこには百之喜太郎の祖母百千代のある思惑が絡んでいた。

「百之喜と凰花が『最悪の出会い』」
銀子から紹介されたもものき事務所だったが、凰花にはまだ百之喜という人物がつかめないでいた。
ある時飛行機に乗って依頼者の元へ行くことになるのだが、朝から偶然が重なり空港へたどり着けない。
百之喜は普段とは違う真剣な口調で今日はいかない方がいいと言う。
納得できない凰花だったが、テレビでは乗るはずだった飛行機の事故のニュースが流れていた。

感想

今回は短編集です。
幼馴染の4人のそれぞれ百之喜とのエピソードや、百之喜のちょっとした過去が読めます。
何だかんだ言って仲がいいなという感じです。

しかし4人の家族も中々つわものです。
このキャラづけはすごいなといつも思います。

「鬼光智也は『昭和の男』」を読んでいるとき、個人的に高校生の頃友達をあだ名じゃなく苗字を呼び捨てにする人ってあまりいなかったように思うのですが、今は違うのかと、小説の中の高校生とのギャップにちょっと落ち込みました。

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