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私のおすすめ度 8
富士見書房 富士見ファンタジア文庫 2008年05月
あらすじ
ネルファの王族でもある友達のトアレを救うため、ライナたちは奔走する。クラウに戦いを挑むライナ、そしてトアレに作戦を伝えに行くキファ。
しかしクラウからライナの作戦を聞いたシオンは、その作戦を無視してネルファ軍へと軍を差し向けた。
ライナとフェリスは半分以上が民間人のネルファ軍を逃がすため、三千人もの大群の中に戦いを挑む。
感想
ライナが一生懸命考えて、誰も傷つかない方法を考えて、けれど同意してくれると思ったシオンはそれを無視し、殲滅を敢行する。
読んでてもどかしくなります。そうなるのは分かっていても、それでも「どうして」といいたくなります。
休むことなく戦い続けるライナ。それは明らかに最初の頃と変わっています。シオンが大切だと言う気持ちに変わりはないのですが、シオンが背負う重荷を分け合おうとしているのでしょうか。
そう思っても、その気持ちはシオンに対し一方通行してしまいます。そこが読むのが少し辛い所でしょうか。