鏡貴也 大伝説の勇者の伝説 4 虚々実々の大幻惑

私のおすすめ度 8

富士見書房 富士見ファンタジア文庫 2008年09月

あらすじ

深手を負ったライナとフェリス。二人はヴォイスにより助け出された。

しかしあの殺戮の光でトアレは重傷を負っていた。その彼の頼みと、ヴォイスの企みのせいもあり、ライナは彼らの王となるのを引き受ける。

ミルクはシオンにその真意を正しに来ていた。しかしそのシオンの前に女神が立ちふさがる。
何とかその手を逃れたシオンに、ルークが協力を申し出てくる。その背後にはライナの父、リューラ・リュートルーの姿があった。

感想

「女神」や「勇者」の話がやっと分かった巻です。
「伝勇伝」に登場し、その時限りかと思った人物達がこれほど本編に絡んでくるとは思わなかったので、設定などを忘れているキャラクターも少しいて、自分の記憶力のなさに嘆いてしまいました。

まさかライナが王に?とは特に疑問には思いませんでした。しかしそうなる事で、シオンとの関係がどうなるのかと気になる所です。だんだんと王国戦になっていくのでしょうか。
今回は説明的な文章が多かったので、相変わらず「時」はあまり進んでいません。
シオンとエリス、そしてルーク、この奇妙な同盟関係もどうなるか楽しみです。

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