リンク
おススメ度 7
ソフトバンククリエイティブ GA文庫 2007年06月
あらすじ
ゼニツア、ルマイラ、ジェラルスタンの三国はカルディアの脅威に対し三国同盟を締結しようとする。
ゼニツア王国の密偵ディークはカルディアに潜入し、ラングと言う名前で若旦那を装っていたが、そこで大陸一の美貌を誇る遊女、セシリアと出会い色町に通う羽目になる。
やがてルマイラへ向かう事になったディークは、父を殺し母を奪った男に出会い、自分とセシリアのある事実を知ってしまう。
一方、三国同盟の締結は三国国境の山で行われる事となったが、カルディア兵がそこに迫っていた。
感想
時代はダリウスの頃です。
前回に登場したフーシェやリディスも出てきます。ルマイラ王国のルバートもいいですね。フーシェとリディス、この二人のノリが好きなので面白いですよと言いたい所ですが、ディークとセシリアの話がかなりドロドロとしているというか、生々しいです。
なので文章はちょっと普通の小説に近づいたかもしれません。三国同盟のあたりは相変わらずですが。
このあたりを読んでいると、本当にこの話が歴史上にあったのではないかという錯覚に陥ります。