赤城毅 有翼騎士団 完全版

私のおすすめ度 9

祥伝社 Non novel 2007年09月

あらすじ

1889年、ベルリンの町をサムライが駆ける。
そのサムライ、印南光太郎はれっきとした帝国陸軍少尉だったが、決闘三連戦のため免官届を出していた。
決闘へ向かう途中ドイツにおいて差別を受けていたポーランド人の少年、エウフェミアを助ける。

光太郎は決闘には難なく勝利したが、遅れてやってきた立会人、東洋人の血が入っていると思われるフランス軍少将、ギョーム・ド・サン=ペリエにサムライの血が騒ぎ、勝負を挑むが完敗する。

助けた少年に宿を借りることになった光太郎だが、そこにロシアの秘密警察オフラーナが襲い掛かって来た。

エウフェミアがポーランドの王家、ピアスト家の令嬢であると知った光太郎は、彼女を守るべく剣を振るう。
そして彼女に従うポーランド軍の勇の象徴となる有翼騎士団(フサリア)のタデク、オフラーナを追ってきた天然理心流の剣を使うサン=ペリエ少将も加わり、氷の侯爵との対決が始まる。

感想

面白い。光太郎は今時の主人公といった感じではなく、一昔前の熱血漢タイプですがが私は好きです。時々鬱陶しいくらいの熱血漢がいますが、光太郎はその線を越えず、本当に私の中の主人公というイメージをドンピシャで突いてきました。
ヒロインも守られるだけではなく芯が通っており、好感が持てます。
そしてなんといってもギョーム・ド・サン=ペリエ。あえて名前は出しませんでしたが、天然理心流でわかる人はわかるのではないでしょうか。

展開などそれほど凝っているわけではありませんが、一つ一つの出来事をドキドキしながら読めました。
展開をたとえるなら80年代のアニメのような感じでしょうか。

もともと全3巻のを一冊にまとめた完全版なので、少し分厚いです。旧版を持っていましたが、思わず完全版も買ってしまいました。
赤城さんの中でも1、2を争うくらい好きな作品です。
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