赤城毅 ノルマルク戦記 4 寂寞たる栄光

私のおすすめ度 8
集英社 スーパーダッシュ文庫 2006年04月

あらすじ

ユリアス軍に勝利し、勢力を伸張させたパルティスカに対しトイトニアは開戦を決意する。ノルマルク軍も動き出すが、危険の多い策に忠臣を失ったユリアスは唯々諾々と兄に従う。
しかし彼を案じたフィンレイから、彼女に託されていたパッシェンダールの遺書を受け取り、ユリアスはもう一度戦う意志を固めた。

戦場では、ユリアスにより騎兵民の部隊が結成されるまで馬に乗り戦ってきたのは騎士の身分以上の者だった。
しかしユリアス軍は一兵卒まで馬に乗り、巧みな馬術で密集した突撃を行う戦法を取る。それにより局地的敗北を味わわされたパルティスカはそれを封じる策を考え出す。

感想

この巻を読むのは、ある事実を受け止めなければならなかったのでとても辛かったです。
パッシェンダールの死、そしてそれを乗り越えたユリアス。乗り越えるまでのユリアスは本当に読んでいて痛々しかったです。それが伝わるのは赤城さんの文章の上手さでしょう。
他の本では騎兵のことをあんまり考えた事がなかったのですが、ノルマルクではそれが大きく注目されており、なるほどなと思いました。

フィンレイとの中も少しずつ進歩してますが、全体的に戦記物の印象が前面にあるため、恋愛面の要素は薄い感じがします。
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