テリー・グッドカインド 魔道士の掟 1 探求者の誓い

おススメ度 5

早川書房 ハヤカワ文庫 2001年08月

あらすじ

父を殺されたリチャードは、現場に残されたツタのつるを手がかりに魔法の国との〈境〉の森をさまよい、その森で4人組の男に追われているカーランという女性を助ける。

彼女は何人たりとも出入りできるはずのない〈境〉の国ミッドガルズから、魔王ダークン・ラールの横行を阻止するため、リチャード達が住むウエストランドに偉大な魔道士を探しに来たという。
その魔道士を探すため、リチャードはカーランと共に、雲の読み手のゼットを訪ねる。

そして、父の死を巡る陰謀、偉大な魔道士の正体、さらに自分の大いなる力を知る。

感想

読みにくくはない。ですが、ややこしい。外国の小説を読んだときにいつも思うのですが、頼むから最初に世界背景、人物背景をもっとわかりやすく説明してほしい。
という典型的な話だなと思ったのが1巻目を読み終わった感想でした。

唯一の救いはまだそれほど登場人物がいないので、人物は整理できるところでしょうか。
元は1冊なのを5冊に分冊しているので、序盤のさわりだからかもしれません。

雰囲気は好きなのですが、この1巻目だけでは、まだ入り込めませんでした。
ただ、魔法あり、主人公が自分の力に目覚めていく、というファンタジーの王道を押さえているので、続きを読もうかなと思えます。

文章は少し硬いでしょうか。淡々と書かれているような気がします。

と、1巻だけ読み終わったときは思ったのですが、とりあえず1部を読み終わると、子供にはすすめられない内容ですが面白かったです。ただし、1巻目はやはり説明部分が多くちょっと辛いです。ですが1巻目を読んだ方はここで断念せずにぜひ続きを読んでください。

そもそも真実の剣シリーズと言うシリーズ名、この名前には私としては読書意欲をそそられます。

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