デイヴィッド・エディングス 西方の大君主 マロリオン物語 1

おススメ度 8

早川書房 ハヤカワ文庫 2006年01月

あらすじ

邪神トラクを倒したガリオン達はそれぞれの暮らしへと戻っていった。
ポルガラとダーニクもエランドを連れて谷で暮らし始め、ガリオンはセ・ネドラと共に王としてリヴァを治めていた。

なかなか世継ぎが出来ない事で悩むガリオン、やっと待望の子供が生まれるが、その子供は何者かに攫われてしまう。

新たな予言を目にするガリオン、再び騒乱の中に巻き込まれていく。

感想

ベルガリアード物語の第2部です。
爆笑しました。いえ、話はいつもどおり面白かったのです。ただ爆笑する場面があちこちにあったというだけです。一瞬路線変更したのかと思いました。
ガリオンもすっかり大人になりました。王としての生活が身についてきてますね、もうあの皿洗いの少年の影も薄くなりました。本当はガリオンではなく、名前もベルガリオンと書くべきなのでしょう。
しかし、ガリオンには色々と相談事が持ち込まれるようですが、一体どうした?何があったんだ?というくらい、ものすごい解決の仕方をしています。
そして、子供が生まれることに喜ぶガリオン。父親のあわてっぷりは、日本だろうと外国だろうとファンタジーだろうと変わりません、それがコミカルで大爆笑でした。

そんな大爆笑もありながら、再びトラクとの対決が終わった後の予言が出てきます。
ですが、この1巻目ではあまりにドタバタに爆笑してしまったため、その影に隠れてしまいそうです。大人になったガリオンの新しい旅です、旧メンバーも勿論出てきます。

そして何より、とうとうポルガラが結婚です。ダーニクも魔術が使えるようになったはいいが、その使い時がツボをついてて面白い。でもいい旦那さんです、魔術が使えるようになったおかげで、第1部のただの人から一躍魔術戦力に昇格です。

第1部に負けない勢いがあります。第2部も読み応えがありそうです。

デイヴィッド・エディングス 小説一覧へ

作者一覧へ

タイトルとURLをコピーしました