瀬川貴次 聖霊狩り さまよう屍

おススメ度 6

集英社 コバルト文庫 2001年09月

あらすじ

この街はどこかおかしいと感じる柊一、そして「入らずの森」では五体のミイラが忽然と消えうせていた。
隠れキリシタンだったミイラ達は、かつての主君の遺骨を集めさまよっている。それを桜田家より聞かされた柊一は、自分だけが何も知らされていなかったことに憤る。

ミイラの主君、洗礼名をじゅあんという名の遺骨は聖遺骨とされ、骨は六つに分け、それぞれ六つの場所に隠され、街を守っていた。
ミイラ達の動きを静観しようと思っていた柊一だったが、すべての骨が集められ連結していく様を見て、これでよかったのかと不安になる。そして突如ミイラ達を炎が包んだ。

感想

ヤミブンの有田克也が登場しますが、今一活躍しきれません。
逆に出番は少ないが、忘れられないのが籠目部長です。人の心が読めるサトリ、その能力で萌の考えを読むのは無謀です。若い子の考えは分からない、最もでしょう。
だんだんと御霊部とヤミブンが絡んできて、「闇に歌えば」を思い出します。

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