瀬川貴次 綺羅星群舞 暗夜鬼譚

おススメ度 6

集英社 スーパーファンタジー文庫 2000年04月

あらすじ

「月読見姫」
いつものように市女笠を被り外へと出たあおえ、そこで盗賊に襲われる公達を助けるが、その公達はあおえに一目惚れしてしまう。

「桜闇舞扇~大冒険平安活劇の巻~」
紅葉を見にあおえとしろきを連れてある寺の裏山へとやってきた美雪。
日が暮れ始めたため、ある家で宿を借りるが、そこであおえとしろきは妙な薬を飲まされてしまい、目が覚めるとそこには人間の顔をした二人がいた。

「あやかしの筐」
美雪が助けた蛙のような顔をした老人、その老人は助けてくれた礼にと、大きなつづらと小さなつづらのどちらかを選ぶように言われ、美雪は衣装を入れられると大きなつづらを選ぶ。

感想

短編集です。
「月読見姫」と「桜闇舞扇~大冒険平安活劇の巻~」は笑えます。
「月読見姫」のある公達があおえと出会うのですが、このあおえとの出会いが後々生きてきます。
「桜闇舞扇~大冒険平安活劇の巻~」は、とにかくあおえとしろきの顔の美しい(かっこいい)事。この顔ならあおえの口調に何の違和感も覚えません。
顔を選べるのかどうかは分かりませんが、権の博士の式神の顔はいかがなものかと思います。

瀬川貴次 小説一覧へ

作者一覧へ

タイトルとURLをコピーしました