瀬川貴次 五月雨幻燈 暗夜鬼譚

私のおすすめ度 6

集英社 スーパーファンタジー文庫 1997年05月

あらすじ

陰陽師の道を捨て学者になる事を望む真角と一条に、賀茂の権博士の父の元へ下るようにとの文がくる。

一条が旅立ったあと、夏樹は奇妙な災難が降りかかるようになる。

実は賀茂の権に恥をかかされた巫女が復讐をたくらんでいたのだが、あおえのせいでその術が夏樹の家に向けられていた。

感想

少しドタバタ気味な感じですが、要所要所で夏樹がかっこいいです。
賀茂の権博士の性格がだんだん暴かれ始めます。見た目のクールさと違って意外と抜けている感じがかわいいです。
美雪に文を送る時点で普通の性格ではないのでしょうが。

一条の危機にさり気なく助けに行く夏樹、無意識のことですが何か縁があるんでしょう。
未だに閻羅王が迎えに来ないと嘆くあおえ、夏樹の災難の半分はあおえのせいですね、相変わらずです。

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