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私のおすすめ度 5
幻冬舎 幻冬舎文庫 2000年04月
感想
木戸のむこうに/雁の絵/二人雛/憲法の火/病葉の笛/竹のしずく/戦国地蔵が収録されています。
それぞれの話が料理屋、表具屋など、様々な職を織り交ぜながら物語が書かれています。
なので、それらの説明4割、ストーリー6割といった感じでしょうか。
ハッピーエンドでないのもいくつかありますが、それが重くないのはそうした職の説明に「なるほど」と関心していたからからかもしれません。
他の短編より淡々としている感じがあるので、重い話や暗い話、長いのはちょっと、と言う方の入り口にいいのではないかと思います。
私はストーリー重視の方が好きなので、少し物足りませんでした。