六道慧 アルビオンの死の木 千の顔を持つ男 2

おススメ度 8

角川書店 カドカワノベルズ 1994年06月

あらすじ

カインは摩利と縁切屋の仕事へ向かうため待ち合わせの場所へ向かう最中、姫子という女性を助ける。

遅れると連絡の付いた一件目の依頼場所へ行ってみると、そのビルで怪奇現象を起こしていた原因はクスノキの木だった。
連絡の取れなかった二件目へと向かうと、すでにその依頼者は死亡していた。
依頼者は、大人気ロックバンド〈MAO〉のギタリスト沖田堯士で、しかもその遺体は体中の血がなくなっていた。

その沖田が亡くなる前日、同じバンドのボーカル高早アヅミが狙われていると告げていた。

妙に絡むアヅミに多少辟易するカインだが、摩利が降ろした霊に振り回されたあげく自分ではなくアヅミに霊が入ってしまう。

更にバンドのメンバーがもう一人沖田と同じ状態で死亡し、切り札の霊さえもアヅミに入ったまま。
そして姫子も度々助けを求めにくる。

感想

1巻目より女性向けでしょうか。

「千の顔を持つ男」は登場人物が満遍なくストーリーに絡んできます。ちょい役もいますが。登場人物が読みながらだいたい頭に入るというのは重要だなと思います。

やはり面白かった。昔六道さんの小説を読んだ時も思いましたが、セリフの言い回しが好きです。
それが、色々な小説を読んだ中で六道さんは面白い小説の人と思った原因かもしれません。

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