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私のおすすめ度 7
富士見書房 富士見ファンタジア文庫 2010年05月
あらすじ
霊的災害が多発し、陰陽師たちが活躍する中、安倍晴明の血を引く土御門春虎は全くその道の才能がなく、普通の高校生活を送っていた。
ある日春虎は土御門家の本家であり幼馴染の夏目と間違えられ、国家一級陰陽師、俗称十二神将の一人大連寺鈴鹿に狙われる。
鈴鹿は戦中に名を馳せた土御門夜光の一般的に普及している汎式な陰陽術ではなく、帝国式陰陽術の魂の呪術を行おうとしていた。
あらすじ
最初あらすじを読んだ時は、ちょっと読む意欲が下降気味だったのですが、あざの耕平さんだし!と思い気を取り直して読むと、端々に設定の固さがあり、やっぱり面白かった。
こういう陰陽術的な話を現代物で読むのは苦手なのですが、それを面白いと思わせてくれる所はさすがあざのさん。
今まで読んできたあざの耕平さんの本は、女の子がいて、その周りに強い男の子(男性)がいて、という設定だったのですが、今回は逆ですね。
設定や登場人物のなどはかなりパターンだと思ったのですが、そこはあざのさんの文章力のうまさで引き込まれます。
最後も結構ベタベタな展開なのですが、次巻が楽しみ!と思わせてくれます。