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私のおすすめ度 7
富士見書房 富士見ファンタジア文庫 2005年07月
あらすじ
部屋を爆破されたミミコは新しい引越し先も決まり、荷物もほとんど無事だったため、新しい生活を早くもスタートさせようとしていた。
ジローはミミコの護衛として交渉のサポートをするが、文明機器が滅法苦手なジローはFAX・携帯電話、すべてが使いこなせず時間に遅れまくる。
それでも自分を守ってくれるジローに、ミミコは月に一度だけ自分の血を吸わせてあげた。
感想
ミミコ、ジロー、コタロウの3人の日常生活です。先の戦い、そしてこれから起こるであろう戦いの束の間の平穏です。それが分かっているからやっぱり泣けます。
機械音痴なジローさんも面白いです。ジローさんが人間の頃はハンドルみたいなものをグルグル回す電話でしょうか?そんなに電話の歴史に詳しくないので分かりませんが、この百年間文明は進んでいるのに、一人機械に取り残されているのが笑えます。
そしてコタロウが拾った熊のぬいぐるみバウワウ卿、今後何気なく活躍してくれます。
最後のキャミソールの話が、ミミコの女らしさが出ていて好きな話です。