賀東招二 放っておけない一匹狼? フルメタル・パニック!

私のおすすめ度 7

富士見書房 富士見ファンタジア文庫 1998年12月

あらすじ

「南から来た男」
宗介の下駄箱に誰かが開けた形跡があった。
不審を抱く宗介は下駄箱を爆破するが、その中身の残骸を見たかなめはラブレターだと確信する。

「愛憎のプロパガンタ」
白井という生徒に交際を申し込まれるかなめ。あっさりと振るが、後日学校でかなめの中傷が書かれる。

「鋼鉄のサマーイリュージョン」
海に出かけた宗介達。かなめはある家に招待されるが、拉致と勘違いした宗介がその家に乗り込んでくる。

「恋人はスペシャリスト」
白井に振られた瑞樹は、友達に彼氏を紹介しろと言われて、宗介を代役に仕立てる。

「芸術のハンバーガーヒル」
絵のモデルをする宗介だが、モデルの定義を勘違いする。

「シンデレラ・パニック!」
シンデレラのパロディです。

感想

フルメタル・パニック!短編集の1巻目です。
読み返すまでフルメタはこの短編集のイメージが強かったです。
とにかく短編集は爆笑しました。

本編はなんだかんだ言ってもシリアスなので、ギャグ要素があっても途中から真面目になる事が多いですが、こちは延々と笑えます。
生徒会長の林水も印象深いです。
「恋人はスペシャリスト」の普通の学生を演じようとする宗介の芝居に爆笑しました。
アニメでもありましたが、「好きだ」と言い続ける宗介、どちかと言うと笑うより照れてしまいます。

本編と違い、どちらかと言うと学園物がメインです。

賀東招二 小説一覧へ

作者一覧へ

タイトルとURLをコピーしました