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私のおすすめ度 7
富士見書房 富士見ファンタジア文庫 2012年05月
あらすじ
蘆屋道満の襲撃により陰陽塾は塾舎を一時閉鎖し、生徒達の授業は陰陽庁の支局などを間借りして行われていた。
春虎と夏目は陰陽塾の屋上で見た泰山府君祭を祭る祭壇と同じ祭壇が気になり再建中の陰陽塾へ立ち寄ると、そこで相馬多軌子という少女と出会う。
一方陰陽庁呪術犯罪捜査部では双角会の掃討作戦が開始されていた。
双角会の反撃に備え夏目には十二神将の一人、鏡伶路が派遣されるが、夏目のそばに張り付いているのは鏡ではなく、彼の式神シェイバだった。
そのシェイバが高濃度の瘴気を浴び、夏目達に襲いかかった。
感想
春虎と夏目の知らないところで物語が急展開しています。
その余波で春虎はシェイバと戦うことになりますが、前回の蘆屋道満と大友先生の戦いを見ていた春虎はその戦い方を一変させています。
京子の春虎に対する認識がずいぶん変わりますね。
そして春虎は自分の中にあった「殻」を破ります。今のままでは大切なものを守れないから。
その守りたい存在の夏目ですが、とうとうあの秘密がばれてしまいます。
双角会、というか陰陽庁も一筋縄ではいかない感じ。
この感じはBBBを思い出させます。この後の展開が楽しみ。