白石一郎 刀 十時半睡事件帖

私のおすすめ度 7

講談社 講談社文庫 1990年10月

感想

十時半睡事件帖3巻目です。

今回は男女間の話が多かったでしょうか。1巻目などの雰囲気とは少し違う感じでした。
あの空虚な感じが好きだったのに、普通の時代劇の短編物っぽいです。

救われてほしいのが救われず、救われなくてもいいやというのが救われているので、私的には残念な本でした。
女としてこんな旦那は嫌だ、と思う話が多いです。駄目さ加減が現代にも共通する所があるからかもしれません。
ただ読み終わった後の印象は悪くはありません。

今回は更に半睡があまり目立っていませんでした。

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