杉原智則 烙印の紋章 たそがれの星に竜は吠える

私のおすすめ度 8

アスキー・メディアワークス 電撃文庫 2008年05月

あらすじ

決して外れる事のない仮面をつけられ剣闘士として戦うオルバ。
ある時、ガーベラの姫ビリーナとの婚礼を控えたメフィウスの皇子ギルが死亡する。
長年彼の素顔を隠していた仮面が外され、フェドムによりオルバは瓜二つの容姿だったギルとすり替えられた。

しかし婚姻による戦争の終結に反対するガーベラの騎士が反乱を起こし、オルバ達へと襲いかかる。
反乱軍を鎮圧するためビリーナを旗印に軍を率いるオルバ、彼は再び仮面を身につけ敵陣へと乗り込む。

感想

一言で言えば面白かった。
入れ替わりという、ある意味よく使われるネタですが、またかと思わせずに引き込まれました。
主人公がそっけないだけの寡黙な性格かと思いきや、ギルを演じている時の戸惑いなど笑いを誘う場面もあり、シリアス面といいバランスを保っていました。
ヒロインもオルバの寝首をかくかと言う気の強さで、決して協力し合うわけではないこの二人のやりとりも楽しい。

ただギルという名のオルバの人物の第一章、と言う感じなので、まだこれからという感じで終わっています。
もちろんこの巻での最大の目的は達せられているので問題ないのですが、かなり伏線があり、続きが非常に気になります。
それだけ私は面白かったと言う事ですが。
しっかりと引き込まれる文章でしたので、どちらかというと重厚なファンタジーを読みたい方に。

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