瀬川貴次 闇に歌えば1~7

私のおすすめ度 6

集英社 スーパーファンタジー文庫 1991年7月~1994年12月

あらすじ

楠木誠志郎はある時、前髪を染めてみると色が抜けなくなり、それがきっかけで霊能力が身につく。とはいっても、霊能者の祖母の修行から逃げまくったため、霊探査が優れているのと魂鎮めの歌を歌うことくらいしかできない。
しかし、友人の和宏は霊感なしで霊を呼び寄せる体質。その隣に住む美佳子は霊感はまったく無いのだが、霊を追い払う体質を持っており、主人公は否応なく多難な事件にめぐり合ってしまう。

そしてある事件が元で、文化財保護特殊文化財課(通称ヤミブン)にその能力を買われ、仲間にと誘われる。

感想

闇に歌えばはコバルト版も出版されていますが、読んだのは今や懐かしいスーパーファンタジー文庫の方です。かなり挿絵が変わっていますが、やっぱり最初に読んだ方の挿絵のイメージが強いですよね。今はさらに新装版があるみたいです。

どちらかというと霊退治より主人公の成長物だと思います。
あっさりしているのに、一気に読ませてくれる小説です。
展開、周りのキャラクターはさすがに少し古いかなとは思いますが、そこは古い良さがあり。何故か個性が際立っているように感じます。
話もシビアな所もあり、面白いです。

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