六道慧 硝子白書 ダイナマイト刑事 4

おススメ度 6

中央公論新社 C・novelsfantasia 1997年11月

あらすじ

人事関係に携わっていた人間が次々と襲われた。

人員を削減していく会社から放り出された人間。

「心の110番」にかかってきた電話、自らをジェイソンだと話す青年。

 

松田洋平と池端玲二は、「生真面目な狂気」を目にする。

感想

今までの中で一番心にずしんと来る話でした。
そんな重い話なのに、池端は松田に迫りまくってましたが。
表紙も買いにくいです、表を向けて買う勇気がありませんでした。裏も裏で微妙ですが。

ストーリーは現代社会のサラリーマンのリストラ事情。今までの巻と比べてグッと身近な現実感があります。その為あまりハチャメチャな展開にはなりません。社会で悩むのは若者だけではないんだという事を実感できた話です。
その多少重めなテーマのせいで、先ほど書いた池端と松田の事情とのギャップを感じます。
でも話はシリーズの中で一番好きかもしれません。

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