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私のおすすめ度 8
評論社 1987年07月
あらすじ
マムトイ族にエイラを迎えるという話が出るが、エイラを快く思わないフレベクが反対する。
しかしエイラの持つ技術を目にし、フレベクも彼女をマムトイ族に迎えることを承諾した。
マムトイ族に溶け込んでいくエイラだが、美しいエイラにマムトイ族のラネクが好意を示す。
その優しさに惹かれていくエイラだが、ジョンダラーはその様子にやきもきしながらもエイラの意思を尊重し、それほど二人の仲に割って入ることもなかった。
そしてエイラは氏族で育てられたが為、ラネクと寝所を共にしてしまう。
やがてエイラとジョンダラーは少しずつすれ違いを見せ始めた。
感想
最初エイラがなんとかマムトイ族に受け入れてもらえたことを喜びながら読んでいました。
たとえフレベクが反対しようとも、エイラには彼らにない技術がありましたし、受け入れられるとも思っていました。
けれど受け入れられたがゆえに、元々エイラに興味を持っていたラネクが本格的にエイラを求め始めます。
そして一人身を引こうとするジョンダラー、彼が故郷へ帰る日も近づいていますが、なんだかんだと引き留められ、ずるずるとマムトイ族に残ってしまいます。エイラもジョンダラーもすれ違いはお互いの誤解のせいなのですが、それに気づきません。そのあたりが少し昼ドラみたいでした。