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おススメ度 8
早川書房 ハヤカワ文庫 2005年06月
あらすじ
セ・ネドラは各国を回り軍を集め、戦争へと身を投じるが、マロリー帝国の皇帝ザカーズにポルガラ、ダーニク、エランドと共に捕らえられマロリーへと攫われる。
同じくマロリーに到着したガリオンはリヴァ王の剣を手にトラクへと立ち向かう。
二つの予言のうちの一つが実現されようとしていた。
感想
第一部完結です。いよいよトラクとの対決ですが、3巻までに比べ4、5巻は少し恋愛調ですね、色々と年貢の納め時の方がいらっしゃいます。基本的に登場人物には結婚して幸せになってほしいので、私としては満足な結果です。
ただ王様達が入り乱れるので、どこの国の王様で、王妃は誰だっけ?とまた多少混乱しました。しっかり覚えていないと少し辛いです。
途中まで戦争が続きます、どちらかと言うと今までは主人公達少人数で敵を切り抜けてきましたが、今回は軍と軍との戦いです。それまでとは違う団体戦なので新鮮ですが、そこにガリオンは参戦しません。
最後まで一気に読める本でした、分厚く読み応えもありますが、その分値段も高いです。
それでも読む価値のある本だと思います。
あまり書くと結末が分かってしまいますが、ご都合主義だと言われ様が、登場人物には幸せになってほしいので、結末には大満足です。
ですが、それで終わりではないのは第二部がある事から分かると思います。最後まで勢いが衰えず、外国のファンタジーの面白さに目からウロコの作品でした。