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私のおすすめ度 7
角川書店 角川文庫 2004年06月
あらすじ
中学で野球部に入った巧。
しかしそこは巧にとっては練習をしながらも中身のない部活に思え、更に巧を頭から押さえつけるような監督戸村が待っていた。
同級生や豪はそれを我慢しようとするが、挑戦的な巧は上級生に目をつけられ、リンチに合ってしまう。
そしてそれに協力する形になってしまった同級生の水沢が姿を消す。
感想
巧はギリギリまで入部を延ばしましたが、当然のように野球部へ入ります。
そして豪や野球を通じて水沢・東谷などの仲間ができますが、一筋縄ではいかないのが巧。
野球部でも自分の力で試合に出る、それを譲らない巧と、巧と一緒に試合に出たい豪がぶつかります。
一巻でも書きましたが、リンチなど言語道断ですが、そのきっかけは巧が自分の意思を貫き通した結果起こってしまった事です。避けるすべがあったのではないかと思うと、やっぱり主人公に好感が持てません。私が苦手なタイプだと言う事もありますし、私の性格では豪の意見の方に賛同してしまいます。
ただこの巻では巧が同級生達と遊んだりと、少し中学生らしい姿を読む事ができ、巧の別の一面を見れたかなと思います。
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