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私のおすすめ度 5
富士見書房 富士見ファンタジア文庫 2008年09月
あらすじ
バンアレン・デイという気になる異性にお菓子を上げる特別な日。
友達に無理やりチョコを買いに行こうと誘われるニーナを見て、フェリは一念発起してお菓子作りに挑戦する。
都市警のバイトをしていたレイフォンに何とか渡すが、ゴルネオを探して欲しいと頼まれ、見つけてみると、ゴルネオは異様な格好をしていた。
バンアレン・デイに盛り上がる都市、そこでハトシアの実の盗難未遂事件が起きる。犯人がシャンテだと気づいたレイフォンたちは、おとり作戦を使う。
シャンテがハトシアの実を狙うのは獣に育てられた環境のせいだった。
一人寮を出たニーナはディクセリオ・マスケインというツェルニの元学生に出会う。
ディックから電子聖霊に会わせて欲しいと頼まれ案内するが、そこに獣の面を被った集団が立ちはだかる。
感想
今回は短編集です。
何に驚いたといえば、ゴルネオでしょう。どう考えても襲われにくそうなのに、受難と言うか、災難と言うか、それに付随する誤解にも同情します。
さすがに襲われたゴルネオの半裸はあまり見たくはないですね。
フェリの料理の味見をするカリアンも、ベタな展開ですが笑えます。
と、こんな短編が続くのかと思いきや、後半は普通のストーリーに戻っていました。
そろそろ本当に話がよく分からなくなってきてます。
人物はそれほど出ていませんが、情報が小出しに思え、ストーリーを掴みづらいです。
そして一人重い展開になっているニーナ、最初の騒ぎの中にほとんど入っていませんし、そういうい性格だと分かっていても、なんだか弾かれている感じがします。