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私のおすすめ度 6
祥伝社 Non novel 2007年06月
あらすじ
総理が誘拐された。
犯人の新人議員により国会は血の海となる。警視庁の手を逃れ、逃亡する犯人。在日米軍の全面撤退を要求するその背景には転生解放教団が関わっていた。
警察の捜査が行き詰る中、草間率いる『オフィス・ファントム』が解明に乗り出す。
『オフィス・ファントム』の一員、バービーのごときプロポーションを持つ美女、双神絵里子ことカラミティ・エリコ。そして疫病神を背負ってるかのごとく運の悪さを誇るが、サバイバル能力に長ける大学生、水無川拓朗は総理救出へと向かう。
感想
読んでいて、薬師寺涼子の事件簿を思い出しました。
違うところは、こちらの拓朗の方がちょっと情けなくて不運な所でしょうか。
あのノリが好きな方は面白いのではないかと思います。
赤城さんの独特な文章で書かれています。時々大仰な言い回し方になるので、これには好き嫌いがあるので仕方ないかもしれません。
帝都探偵物語の文章を、設定を現代風にしてあっさりした感じです。ただ、帝都探偵物語の方が面白いです。
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