赤城毅 魔大陸の鷹 完全版

私のおすすめ度 6

祥伝社 Non novel 2005年10月

あらすじ

大正時代、子爵家の跡取りの伊集院従吾は、留学先での放蕩生活で財産をほぼ使い果たしていた。

ある時、考古学の知識と次元流の腕を見込まれ、苦手な叔父から成吉思汗(ジンギスカン)の墳墓より発見された、未知の金属板に書かれた「神器」を探すよう命ぜられる。

ところがその旅に評判の変わり者の博士大木戸と、欧州から従吾を追いかけてきたミレーユ、従吾がうっかり結婚の約束をしてしまっていた財閥のお転婆娘・爆裂弾早川巴とオールマイティなその執事安藤と旅をする羽目になってしまう。

感想

以前に発売された3作を一つにまとめた完全版です。
旧版は1998年03月~1998年05月まで、それぞれ「吼える海流」「凍れる密林」「帝都最終決戦」で発売されていました。

一言で言うと、ミレーユと巴にはさまれながら旅を続ける冒険活劇ですね。

主人公の前に立ちはだかる暗闇公爵。昭和時代というか、一昔前に読んだような懐かしさがありました。

文章が独特な感じですが、読みやすいです。・・・・・・分厚いですけどね。
どちらかというと男性向けに感じ、「麝香姫の恋文」や「隻眼の狼」に比べると、印象はあっさりしています。冒険活劇の王道を読みたい方に。
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