高瀬美恵 南風吹く日に

おススメ度 4

双葉社 Futabafantasy 1996年04月

あらすじ

理性を失い、狂気に狂い、人間を食らってしまう奇病が発生した。
その病は南から来る風が吹くと発病するといわれる。

和田環はその病にかかった恋人志保を探すため、その患者が集められている渋谷へと潜入する。

やっと彼女を見つけ出すが、彼女の目は正気を保っていた。

感想

読んだ瞬間、これは本当にさんの作品かと疑問に思いました。
一気に読ませる文章は高瀬さんだなと思いましたが、内容が今までと違います。くすっと笑える面白さはどこへ行ったのでしょう。思いきり真面目路線です。

私はこういう不思議な雰囲気の話が苦手なので、読みやすいですが話は微妙でした。ここはもう好き嫌いの問題なので、どうしようもありません。
高瀬さんの本でなかったらきっと読まなかったと思います。
個人的には初期作品の方が面白いです。

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