エンターブレイン ファミ通文庫 2005年04月
あらすじ
「テイルズ オブ」シリーズと呼ばれる数々の英雄伝説が語り継がれている世界。
その英雄たちに憧れるフリオとキャロ。
二人はブラウン博士が作った時間や時空を自在に飛ぶことができるマシン、ドリーム号に乗り彼らに会いに行こうとしていたが、おたずね者の泥棒夫婦ポニーとクライトにマシンを盗まれてしまう。
更にその英雄たちが書かれていた本がいつの間にか書き換えられていた。
聖女リアラが誕生の際、カイルは遺跡に到着せず、もう一人の聖女エルレインがカイルを倒そうと待ち受けていた。
フリオとキャロはその二人を追いかけるため、未来から来たブラウン博士ことホワイト博士が持ってきたドリーム2号と、どんな職業にも変身できるなりきり服、ブラウン博士が助っ人に呼んできたスタン、リッド、ロイドたちと共に新デスティニー伝説のラグナ遺跡へと向かった。
感想
ゲーム、なりきりダンジョン3の小説です。
なりダン3はいくつかチームを作って戦うシミュレーション的なゲームなので、小説も戦闘メンバーが多いです。
ゲームではこれが嬉しかったんですけどね、スタンとルーティーとカイルを一緒にパーティーに入れたりとか。
登場人物が多いのでストーリー的にはがんばったな、という感じ。
でも端々に出るキャラのちょっとしたやりとりはやっぱり楽しめます。
この巻で一番好きなのは、幻惑されているチェスターがアーチェの一言で元に戻るところですね。
それまでマリーとフィリアを相手に戦っていたのに、ピタリと戦いを止めるんです。
もうファンタジアのこの二人大好き!
あとリオンとジューダスは贔屓されている感じもしますね、ゲームでもそんな感じでしたが。
ラスボスは再び2と同じサナトスですが、気になるのは仮面の二人。
といっても、ゲームをしてたら分かりますし、読んでいても分かる。
分かって読む方が面白いかなと思います。