ジム・グリムズリー キリス=キリン1 森の王

私のおすすめ度 5

中央公論新社 C・novels fantasia 2005年04月

あらすじ

青の女王の圧制に苦しむ中、行方不明になっていた叔父シヴィサルがジョセックスを赤の王キリス=キリンの元へと迎えにやって来た。
家族と別れアーセンの森へと向かうジョセックス。やがて森の湖畔に住む魔女達に魔術を学び始める。

ジョセックスと出会ったキリス=キリンは、少年に惹かれていく自分に戸惑う中、青の女王に立ち向かうべく兵を挙げる。

感想

話の雰囲気はやわらかい、なのに話がどこか飲み込みづらく、読みづらいというより、引き込まれ具合が今ひとつと感じてしまいました。普段小説を読む時、説明文が長かろうがセリフが一切なかろうが全然気にしないのですが、このキリス=キリンはそれが少し苦痛に思えました。

話自体は悪くありませんし、もう少し読みやすければと残念です。ジョセックスとキリス=キリンの関係に引いてしまう男性読者もいらっしゃるでしょうが、少なくともこの1巻目は読めます。

主人公が魔術を学び力を付けていく、という王道的なストーリーと、あまり出張ってこないキリス=キリン。このあたりのバランスは好きなので、もう少し続きを読んでみようかな?とは思えます。

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