リンク
私のおすすめ度 8
評論社 1987年07月
あらすじ
ラネクに嫉妬し、エイラを無理やり自分の物にしてしまったと後悔するジョンダラー。
その事がさらにエイラとの距離を置くことになってしまい、ジョンダラーは自分を愛していないのではないかと思うエイラはラネクと炉辺を共にする約束を交わす。
そして夏の集会がやってくる。
結局まだ旅立つことができないジョンダラーもマムトイ族とともに集会へと向かう。
集会でもエイラの技術は目を引き、エイラに惹かれる者も多くいたが、ある時マンモス狩りに来ていたエイラは火山の噴火を目にする。そしてライダグと共にいたはずのウルフがエイラの元へやってきた。
いやな予感を覚えたエイラはライダグの元へ向かうが、ライダグはその短い生涯を閉じてしまう。
やがてジョンダラーもエイラを一人残しマムトイ族を後にした。
感想
エイラが周りに認められていく、それはとても読んでいて気持ちの良いものでした。
しかしエイラはただジョンダラーに自分を愛してほしい、最後にそう気付きます。
最後までこのすれ違いは続き、どうなるのかとドキドキしながら読みました。
決してラネクも嫌な人ではないのですが。
マムトイ族で多くの経験をしたエイラですが、再び新しい旅が待っています。