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おススメ度 5
小学館 2000年01月
あらすじ
アンタレス星を脱出し、地球へ向かう6人、だが魔王は執拗に追って来る。
何とか地球の近くまで来た主人公達だが、月の構築物とぶつかり6人はバラバラになってしまう。
運よく、助けられた主人公は銀座で仲間と交信しようと呼びかけるが、仲間からの応答はない。
魔王からの刺客にも襲われ、ついに魔王もアンタレス星を離れ地球へ向かう。
感想
主人公が葛藤する「神」「悪魔」「人」、「神性」「魔性」この言葉が出てくると、藤川さんだなと思ってしまいます。
異星人である主人公達が、地球人の中に紛れ込んで生活するなど、このあたりの展開は面白かったです。こういうパターン大好きです。最後はちょっと変わった展開で、え、そうくるの。と突っ込んでしまいました。
藤川さんの小説の叫び声は結構独特ですが、魔王の「キャッホー」には笑ってしまいました。
後半は私の思う藤川さんらしさがあったのではないかと思います。