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私のおすすめ度 5
富士見書房 富士見ファンタジア文庫 2006年07月
あらすじ
学校でリーリンはレイフォンに関する話があると言われ、声をかけられる。その二人は天剣授受者のサヴァリス・ルッケンスとリンテンス・ハーデンだった。
二人は一方的にリーリンを守ると告げる。
事実、リーリンはレイフォンがグレンダンを出るきっかけとなったガラハド・バレーンに襲われる。剄脈が機能不全を起こし、植物状態だったはずのガラハドは新種の汚染獣に寄生されていた。
レイフォンは第五小隊と試合を行っていた。その小隊の隊長ゴルネオ・ルッケンスはサヴァリス・ルッケンスの弟で、同門であったガラハドを尊敬しており、ガラハドを再起不能にしたレイフォンを憎んでいた。
カリアンは、ツェルニのセルニウム鉱山の近くに、汚染獣に襲われ破壊された都市の調査に、第五小隊と第十七小隊を派遣する。
都市に入ったレイフォンたちだが、誰かが片付けたように死体が一つもなく、全滅したはずの都市で、死体は農場に葬られていた。
その都市でレイフォンは黄金色の牡山羊に出会う。
調査を続ける中、ガラハドが面倒を見ていたシャンテ・ライテがレイフォンを襲った。
感想
今回はグレンダンサイドの話も長いです。サヴァリスが結構いい性格をしてますね。個人的にレイフォンの孤児院の元園長のデルク・サイハーデンが良かったです。
新種の汚染獣や、黄金色の牡山羊など物語が広がりを見せ始めていますが、これから先、多少話がややこしく感じられてきます。