安彦薫 機械じかけの竜と偽りの王子

私のおすすめ度 6

アスキー・メディアワークス 電撃文庫 2008年11月

あらすじ

機士の戦闘奴隷のイアンは、リュクサリア王家の血を受け継ぎ、かつ機士として非凡な才能を持つ者しか動かせないエリュシオンに乗った王女フランシスカと出会う。
彼女を助けるためそのエリュシオンに乗るイアン。

一介の奴隷にしかすぎないイアンがエリュシオンを扱えた事で、フランシスカはイアンの事を兄アルトゥールだと誤解する。
フランシスカからは純粋な、ヴィクトからは様々な思惑がありアルトゥールを演じる事になるイアン。
しか一行には他国の軍が迫っていた。

感想

一巻目だからか、なんでこうなったんだろう?というのがいまいち解けない小説でした。
雰囲気は決して嫌いではない。でもどちらかと言うと周りの貴族達の方が面白かったです。
機士はどちらかと言うとエスカフローネ(知らない方、すみません)の様な印象を受けました。

ただヒロイン、敵、周り、どれも少しパターンかなと・・・・・・ちょっと読めてしまうんですよね。
もう少し意表があったら、もっと面白いなと思ったはず。
話は難しくなく、どちらかと言うと戦闘と日常がメインです。
挿絵の影響か、機士という機体に乗っていますがSFっぽい硬いイメージではなく、柔らかい印象を持った小説でした。

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