平岩弓枝 はやぶさ新八御用帳(1) 大奥の恋人

おススメ度 7

講談社 講談社文庫 1992年11月

あらすじ

南町奉行所与力隼新八郎は、元女中のお鯉の家から帰る途中何者かに襲われるが、何とか事なきを得る。

後日丸屋の当主、清兵衛の死体が上がった。
更に大奥御年寄、音羽の警護として鬼子母神参詣に新八郎は同行するが、同心船越は斬られ、音羽も殺されてしまう。
清兵衛の妹が大奥で奉公していたため、事件の謎が大奥にあると見るが、女人禁制のその場所に新八郎の妻の兄神谷鹿之助は、捜査の為お鯉を大奥へと侵入させる。

感想

主人公新八郎はなかなかクールで強くてかっこいいのですが、なぜか印象が薄いです。
事件の鍵が大奥にあるため、お鯉の活躍の方が目立ってしまいますね。

新八郎は妻帯していますが、お鯉が離れしまってから、好きだったと気付きます。
お鯉もそうなのですが、お互い相手を心配しあい、互いに気を使って・・・・・・と言う感じです。
読んでいる間は謎解きが苦手な私でも、少しずつ謎が解けてきて、続きが気になる作品で一気に読んでしまいました。
しかしこの事件が、新八郎とお鯉にとってはターニングポイントになります。

リンクは新装版です。

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