十文字青 薔薇のマリア(11) 灰被りのルーシー

私のおすすめ度 6

角川書店 角川スニーカー文庫 2009年05月

あらすじ

母を灰死病で亡くし、父を捜しにエルデンへとやってきたルーシーは、悪漢にさらわれかけた所をマリアに助けられ、マリアやトマトクン達が住んでいる家へと招かれる。

ZOOと共にアンダーグラウンドへと誘われるが、ルーシーはアンダーグラウンドに耐えられず、別の仕事を捜し始める。

自分の仕事を模索する中、声をかけてくれたのはやはりマリアだった。

感想

新章突入ですね。
とにかくマリアやルーシー達の勘違いに次ぐ勘違いが面白かったです。
ルーシー自身戦闘経験がないので、悪漢から守ってくれたマリアを強い人と意識します。
今までZOOの中ではマリアは一番戦闘力がない、というのが当然としてありましたが、ルーシー目線では違いますね。

自分に出来る仕事を必死で捜しながら、それに巡り合えないルーシー。
結局アンダーグラウンドに潜る羽目になっても、ZOOの時と同じように何も出来ないルーシー。
その葛藤が面白かったです。
基本ルーシー目線になっています。

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