ジーン・M.アウル 故郷の岩屋(上)~(下) エイラ 地上の旅人

私のおすすめ度 8

集英社 2005年12月~2006年02月

あらすじ

途中で亡くなった弟と旅に出て四年、ジョンダラーはエイラと共に懐かしい故郷へと戻ってきた。
ジョンダラーの家族達には温かく迎えられるエイラだが、氏族に育てられ、それを誇りに思っているエイラに対し反発を招かれることもあった。

しかしエイラの薬師としての腕はゼラントニーの中でも受け入れられ、やがてジョンダラーと正式な夫婦と認められる。
そしてエイラとジョンダラーの子供が生まれる日が近づく。

感想

この巻から初めて集英社版で読んだので、とにかく名前に戸惑いました。
評論社で読んでいた時とシリーズ名も違いますし、人名、他にもこまごまとした所が違います。
評論社ではこの巻が刊行されていないので、混乱をしたくない方にはこちらの方の訳で初めから読まれる事をお勧めします。
しかし私は今までのシリーズの方に慣れていますし、シリーズ名も今までの方が好きです。
あくまで好みの問題ですが。

今回は最初の話以来、三巻分どっしりと一つの所に留まります。
嫌がらせを受けたり反発を受けたりと色々ありますが、エイラの強さは変わらずです。
腰を落ち着けて、より人間に近いクロマニョン人の中にいるからか、ちょっと現代チックな感じもしますね。

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