ジーン・M.アウル 狩をするエイラ (上) 始原への旅だち第3部

私のおすすめ度 8

評論社 1987年07月

あらすじ

ジョンダラーと共に谷を出たエイラはマムトイ族に身を寄せる。
始めての自分と同じ種族との生活、そして自分が平頭の元で育ったと知れても彼らはエイラを拒むことはなかった。
更にその一族にはデュルグと同じような相の子ライダグがいた。
エイラは自分の力を惜しみなく出し、マムトイ族と打ち解けていく。

感想

ネアンデルタール人の中で育ったエイラ、クロマニョン人の中で暮らしていけるのだろうかと心配しましたが、とりあえは受け入れられ安心しました。
しかしエイラが解け込めば解け込むほどジョンダラーはエイラの周りの男に嫉妬します。
そしてエイラはそれが分からず困惑し、少しすれ違いが起こります。
第二部まではあまり恋愛面の話はなかったので面白かったです。

題の通り、氏族で女は禁止されてた狩りもマムトイ族の中では自由です、エイラの槍投げ器や石投げの技術は彼らにも一目置かれます。
第一部では、不遇に感じられたエイラが受け入れられる様子は読み応えがありました。

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