ジーン・M.アウル 恋をするエイラ(下) 始原への旅だち第2部

私のおすすめ度 8
評論社 1985年03月

あらすじ

エイラが発見した時にはソノーランはすでに死亡していたが、ジョンダラーはまだ息があり、エイラは彼を洞穴に運び傷の手当を行った。

目を覚ましたジョンダラーの目に、エイラは美しく魅力的な女性に映るが、しかし、すぐに言葉が通じない事に気がづく。
ジョンダラーと会話をしたいエイラは、必死で彼の言葉を覚えはじめる。

ある時エイラはまだ言葉で会話をしていた幼い頃の夢を見る。目が覚めた時、彼女は言葉を取り戻していた。
言葉を取り戻した事で、エイラが平頭の中で育ち、平頭との間に子供もいると知ったジョンダラーは、エイラに嫌悪の目を向けてしまう。
しかしジョンダラーは激しく後悔する。そしてエイラへの思いは一層増していった。
互いの技術を教え合い、自身の傷も癒え、旅立ちの準備を始めるジョンダラー。

そして互いの思いを確かめ合った後、ジョンダラーは二人で故郷へ旅立つ事を決意する。

感想

互いの習慣の違いから、互いに相手を思っていても二人の思いは激しく空回りします。
平頭に助けられた経験を持つとはいえ、激しい偏見のあるジョンダラー。
エイラはイザやクレブ達を獣と言うジョンダラーに反発しますが、ジョンダラーも少しずつ平頭に理解を示していきます。

恋をする経験のなかったエイラ、彼女に初めての恋の幸せが訪れます。
一度は別れを決意していた二人ですが、共に故郷へ向かう事を決意します。
しかしエイラが言葉を取り戻すきっかけが、そんなに簡単なものだろうかと思ってしまいました。それまでが全て経験、努力に基づくものであっただけに、少し違和感を覚えました。

ジーン・M.アウル 小説一覧へ

作者一覧へ

タイトルとURLをコピーしました