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私のおすすめ度 8
評論社 1985年03月
あらすじ
傷も癒えたソノーランは、自分の手当てを甲斐甲斐しくしてくれたジェタミオに惹かれ、シャラムドイ族の元に留まり、彼女と結婚する決意をする。
故郷に帰って世帯を持った方がいいという弟の言葉にもかかわらず、ジョンダラーは共にシャラムドイ族に留まる。
内に激しい愛を持つジョンダラーは弟を置いてはいけなかった。
やがてジェタミオもソノーランの子を身ごもり、ジョンダラーもセレニオと暮らし始めるが、ジェタミオは難産の末、命を失ってしまう。
絶望の中ソノーランは再び旅に出ることを決意した。
エイラはヒンニーとライオンの仔、ベビーと共に新しい生活を始めていた。
しかし成長していくヒンニー達はエイラと時に別れ、つれあいを見つける。
ある時ヒンニー達と草原に出ている時、人間の悲鳴を聞く。
ベビーを制止すると、そこに二人の男が倒れていた。
感想
ジョンダラー、彼は激しく女性にもてます。しかし女性を本当の意味で愛した事はありません。唯一の相手は弟です。とても大切にしている事が分かります。
文中でも書かれてましたが、ジョンダラーは人を激しく愛するので、受け止めて流せるのが弟だけでした。
なのでセレニオと世帯を持つ気にはなるのですが、上手くいきません。
そしてネアンデルタール人である平頭、ジョンダラーは彼らに一度助けられます。言葉を使う事が少なく、見た目も違う平頭を、彼らは知能もない、ただ二本足で歩く獣だという認識を持っています。
ジョンダラーは火を起こし道具を使う彼らに驚きを覚えます。
そして最後にエイラは瀕死の兄弟を見つけます。恋をするエイラを読み始めて、やっとこのシーンに来た!という感じですね。