ロバート・A・ハインライン 宇宙の戦士

私のおすすめ度 7

早川書房 ハヤカワ文庫 1979年09月

あらすじ

一度は別の道を選びかけた少年ジョニーはちょっとしたきっかけで軍隊へ志願してしまった。

機動歩兵へと配属されたジョニーは地獄の訓練を乗り越え軍人の根性を叩き込まれる。

そしてジョニーは異星人の待つ星へと降下する。

感想

何ともストーリーが書きにくい話でした。

半分訓練、半分戦闘という感じでしょうか。

十代くらいまではSF嫌いだった私でも題名を知っていたので、SFの面白さに気づいて読んでみようと思った一冊。

 

読み終えた感想としては普通に面白い。

戦闘より主人公の成長というか、軍人として成長していくさまがメインでしょうか。

当然なのですが、ジョニーは外国の主人公ですね。

それは他のハヤカワ文庫でもそうなのですが、私の個人的意見ですが外国の主人公ってすごくSFに合っている気がします。

訓練自体はすごく理不尽なもの。

軍人としては当たり前なのかもしれませんが、私はそんな訓練したことありませんしそう思うのかもしれません。

でもこの辺りはシーフォートも読んでいたので、こんなものかなとも思います。

それほど多くない戦闘シーンですが、地味な戦いなのですが結構好き。

 

作戦を指示する上の人たちではなく、一歩兵の視点というのもまた面白い。

途中で父親が出てきたにはびっくりしまし、その辺の思考にはちょっとついていけないところもあります。

それは私が日本人だからなのか、女だからなのかはわかりませんが。

 

読む前の印象ではもっとドンパチする話かと思っていたので、そういうのを期待すると肩透かしかもしれません。

延々と地味な訓練を読むのに抵抗がなければ面白いと思います。
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